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2 支援者から事実を隠蔽
2022年2月7日 柏崎 正憲
なぜアッシュは友人の要望を4か月にわたり無視したか
アッシュが友人にサインさせた映画出演の「同意書」なる文書は、日本語のみで記載されたもので、しかも友人は写しを受け取りませんでした。
自分の隠し撮り映像を公開するかどうか一人で判断するのをためらった友人は、昨年1月17日、映像を代理人弁護士や柏崎にも見せて相談したいと要望しました。
しかしそれをアッシュに4か月にわたり無視し、そのまま昨年5月11日にトレーラーを公開したのです。
なぜアッシュは友人の要望を無視したのか?
わたしや他の支援者にたいして、隠し撮り映像のことを秘密にしておきたかったから、としか考えられません。
それ以外にどんな理由があるでしょうか。
現に、わたし柏崎も、それに代理人弁護士も、隠し撮り映像の存在や、このことにかんする友人とアッシュのやりとりについて、トレーラー公開以前にはまったく知りませんでした。
(ただし一部の、アッシュの取り巻きと化した信用のおけない「支援者」は、すでに知っていたようですが。)
当事者の信頼も支援者の信頼も裏切ったアッシュ
もともとわたしは、当事者が信用しているかぎり、メディアや映像作家による取材はたいてい快く受け入れてきました。
(ただし今回の件で、今後メディアや映像作家、とくに後者にはもっと注意したほうがいいと思うようになりましたが。)
アッシュについても、彼が映画のトレーラーを公開するまでは信用しました。
トレーラー公開の前日である昨年5月10日、友人とともにわたしの姿が彼の映画に映ってよいかとアッシュにEメールで尋ねられたときも、もちろんまったく問題ないと伝えていました。
しかしそれまでの4か月間、アッシュはわたしにたいして、隠し撮り映像のことをずっと秘密にしていたのです。
つまり、友人がそれを柏崎にも見せて、公開の是非を相談したいとアッシュに願い出た、昨年1月17日からその日まで。
ウルサイ支援者に隠し撮りのことがばれたら、そんなもの公開するなといわれると思ったのでしょう。
理由はなんであれ、隠し撮りを映画に使う件をわたしや他の支援者に知られまいとしたことは間違いありません。
だとすればアッシュは、友人の信頼を裏切っただけでなく、わたしが与えていた信用をも裏切ったのです。
わたし自身も、トマス・アッシュという卑怯者に裏切られた当事者です。
このこともまた、わたしがこの件について自分の名で事実を明らかにする資格と責任があると考える理由の一つです。
なお念のため、他の支援者に隠し撮りを見せて相談したいという友人の要望について、アッシュは昨年6月9日付声明では、いっさい言及していません。
この話があったこと自体について、しらを切ろうとしているのでしょう。
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