目次
3A 都合が悪くなると連絡を絶って卑怯な手段をとる(1)
2022年2月7日 柏崎 正憲
柏崎とアッシュの当初のやりとり
映画のトレーラーが公開された昨年5月11日のうちに、面会中の隠し撮り映像を使ったドキュメンタリー映画の是非について、支援者のあいだで議論が起きました。
(たいていは反対か慎重意見で、当初に公然と積極擁護した支援者は、わたしの知るかぎりいませんでした。)
あるメーリンググループで、トレーラー公開直後にさっそく議論になり、そのグループにアッシュも加入していたので、支援者から好意的反応がないことはアッシュもすぐに知ったはずです。
というより、かれはそういう反応をすでに予想していたから、支援者にあらかじめ隠し撮り映像を見せたいという友人の要望を無視したのでしょうけど。
しかしわたしは、当初から無条件に映画に反発したわけではありません。
(隠し撮りの手法自体についてのわたしの見解は、記事5で述べます。)
映画の出演者のうち二人は自分が継続的に支援している方だったので、態度を決めるまえに、その方々の意向を確かめてみなければならないと思い、電話でようすを聞いてみることにしました。
このブログで「友人」と呼んできた方のほうは、最初の電話では、映画の出演には同意したけれど、隠し撮りを公開することはやはり不安だといっていました。
(念のため、この「同意」とは、記事1で書いた内容不明の「同意書」に署名したことです。)
この話をうけて、わたしはすぐにアッシュに電話をかけました。
友人は隠し撮り公開については不安をもっているから、かれが同意書にサインしたとはいえ、隠し撮りの部分だけでも今からカットできないだろうかと相談するためです。
まだトレーラーの段階なのだから、難しいこととはいえ不可能ではないだろうと考えたのです。
わたしは穏やかに要望を伝えました。しかしアッシュは、きちんと同意はとったし、いまさら友人が出演を撤回するはずがない、と話をうけつけませんでした。
だからといって、わたしはこの時点でアッシュを強くとがめてはいません。
ここまでが、トレーラー公開直後、すなわち昨年5月11日の正午前後のことです。
柏崎の追及を避けるため友人を操ろうと試みたアッシュ
しかしその後、友人と何度か話すうちに、かれからきちんと同意をとったというアッシュの主張そのものが疑わしいと、わたしは気づきました。
記事2で説明したように、隠し撮り映像を支援者に見せたいと友人がアッシュに要望していたことを知ったからです。
このとき、わたしはアッシュが自分の目的のために事実を歪曲する、ずるくて危険な人物なのだと察知しました。
それでも、アッシュから話を聞くまえに判断をくだすのはフェアではないと考え、わたしは彼の話もきくことにしました。
トレーラー公開から二日後の5月13日、わたしはふたたびアッシュに電話をかけました。
二度ほどかけ、応答はありませんでしたが、しばらく後にかれがかけ返してきました。それが19時頃です。
しかしアッシュは「友人から許可はもらっている、友人に尋ねてくれ」などと、事情の説明もなしに主張をくり返すだけでした。
しまいには、仕事で忙しいからと電話を切ろうとする始末。
なのでわたしは、友人からの上記の要望について24時間以内に説明を求めるとアッシュに伝え、電話を切りました。
そのすぐ後、友人と電話で話したところ、さらにひどい事実が分かります。
わたしがアッシュに電話をかけたあと、アッシュがかけ返してくる19時ごろまでの一時間ほどのあいだに、アッシュは先に友人に電話していたのです。
「映画の出演に同意したと柏崎に言え」と、そうアッシュは友人に迫ったのでした。
こうしてわたしは、アッシュはずるくて危険な人物であるとじゅうぶんに確信したのです。
アッシュはひんぱんに教会に通っているようですが(なお支援活動の資金も教会にかなり頼っていることをかつて自分でしゃべっていました)、神には信心深くふるまっているとしても、他人にたいしては、自分に都合が悪ければ平気で嘘をつき、騙し、自分の映画のために搾取するのです。
アッシュのふるまいはすべて利己心と虚栄心のための見せかけだったのだと気づき、わたしは怒りが抑えられませんでした(もっとも、宗教者でも筋の通らないことをする人は少なからずいますが)。
それゆえに友人には、アッシュの電話に応じるのは危険だから対応しないほうがいいと助言しました。
同時にアッシュには、次のようなショートメッセージを送りました。
「(友人)さんには、トマスさんからの電話にはしばらく答えない方が安全だ、と伝えました。理由はあなたがよく知っていますね?」
「あなたは、私の敵だと思っています。敵ではないということを証明してください。連絡を待っています。」
「くれぐれも、わたしを無視しようとは、考えないでください。それはあなたにとって不利益です。」
本題を避けながら的外れな弁明を続けるアッシュ
わたしが指定した期限である昨年5月14日19時までに、アッシュはわたしに回答しませんでした。
わたしはその後も何度かショートメッセージを送りましたが、アッシュはすべて無視しました。
なのでわたしは14日19時すぎ、アッシュの留守番電話に、かれが友人とわたしを最悪のかたちで裏切ったと分かったのでもう許さないと、メッセージを残しました。
その翌日、5月15日午前、アッシュはわたしにEメールで、英語のメッセージを送ってきました。それまで電話への応答はずっと避けておきながら。
友人がわたしに隠し撮りを見せたいと要望した件については、やはり説明がありません。
自分の映画が入管との戦いのためにどれだけ意義があるかといったことを、白々しく述べ立てるだけでした。まったく的外れな弁明です。
わたしはもはやアッシュに英語で返答してやる気すら起きなかったので、翌16日午前に日本語で、もはやわたしはアッシュが裏切者だという認識を変えることがない旨、返答しました。
あわせて、友人の隠し撮り映像を映画から削除することを、あらためて要求しました。それを拒むなら、わたしはいつでも自分が知っているアッシュのおこないを暴露する準備ができているとも伝えました。
これが、わたしがアッシュにたいして個人的に伝えた最後のメッセージです。